Festina Lente

テンションが高いと、決め打ちした発言が増える。相手の考えや気持ちを、測りにくくなる。こちらの考えを、周囲に押し付けがちになる。また人の感情の機微に鈍感になる。

忙しいと、余裕がなくなる。これも周囲の人の考えや気持ちを、測りにくくなる。処理効率を上げるために、自分の知識と経験だけに基づいた他人から見ると狭量な杓子定規で対応したくなる。また、不意の割り込みに対して、過度の拒否反応を示してしまう。

これらと気遣いのバランスを取るのは、とても難しい。テンション高と多忙の２つの条件が揃った時に、私はとても強い態度に出る確率が高まるようだ。

たぶん、気をつけないといけない。

カレンダーとタスクリストを頭から追い出してみた。カレンダーは手帳とiPhoneに預ける。タスクリストはiPhoneのリマインダーで管理する。iPhoneの情報の操作は、秘書役をお願いした人に、適当な間隔で更新してもらう。そうすると、あそこに置いてある、と思えば、気楽に忘れることができる。

これは結構、快適だ。一旦は頭の外に追い出すのも、GTDに適っているし、Mindfulnessにも通じる。雑用を周囲に投げて、自分がやりたいことだけに集中し、時間とお金の管理を手放さない知り合いと比べて、時間とお金の管理を手放すことで。向き合いたいことに集中できるようになりそうだ。

GTDではProjectifyと言われる。タスクを書き出して、大ごとだから小分けにした方がいい、と言うものがあれば、細かく実行可能な段取りに分けて書く。

私の場合は。真の締め切りの前に仮の締め切りを設定する。それまでに終わるなら、そのまま完了とする。終わらない場合は多分、計画が必要なので、新しいゴールを設定して、毎日細かく取り組んでいく。そうすることで、多くのことにそれなりの進捗をもたらすことができる。

一件あたり5分でローテーションをする人もいるが、私ぐらいの忙しさでは、リマインダーと真の予定と仮の予定で管理すればいい。

もう少し忙しくなると、事務的なタスクを助けてくれる人を採用したり、予定の調整とメールの管理など身の回りの交通整理をしてくれる人を探したりする必要がある。全てを１人でこなすのは、私には無理。