枕元で猫がなく。午前3時半。今起きてあげても、してあげられることがないので、そのまままた寝た。朝ごはんにはまだ早い。
枕元で猫が泣く。午前4時。今起きてあげても、してあげられることがないので、そのまままた寝た。やはり、朝ごはんにはまだ早い。
目覚ましが鳴る。午前5時。起きてあげようと思ったが、猫が見当たらない。そのまままた寝た。
音楽が鳴り始める。午前5時25分。猫が枕元で座っていた。起きてあげた。
ごはんをあげようと、お皿を取りに行くと、すっかり空で、綺麗になっていた。多分、お空まで舐めていた。これは、ずっと前からなかったかもしれない、と申し訳なく思った。なるほど、夜に食べ過ぎたのか。
近頃、昼寝を深くするようになって、猫は昼夜が逆転している。夜中の睡眠がとても短い。人がいない昼間に、長く寝ているからだ。夜に向けて体力を蓄えているかのよう。困る。