アルコール依存症疑い群

自宅で飲まなくなったものの、帰路に飲む量が増えた。自宅に缶を持ち込まなくても、途中で捨ててくる缶は増えた。ビールは太るからと水割りやハイボールにしても、ビールと同じだけの缶数を飲む。結果的に自宅であまり飲まなくても、アルコールの摂取量は増えたのが、この半年のこと。最近、ソーダストリームを買って、お酒を飲む頻度を下げてみた。直近は、風邪のための処方された抗生物質と一緒にアルコールを飲むとお腹を下すので、いきなり断酒してみた。そうしたら、体重が少し下がった。

日本人は飲酒の頻度が高い、という内容の記事をどこかで目にしたことを思い出して、少し調べていたらサントリーのホームページに飲酒習慣スクリーニングテストがあった。何の気なしに入力して判定してもらったところ、25点も取ってしまった。私の飲酒の習慣はアルコール依存症疑い群に分類される行動だそう。

判定基準の図

満点は40点のようだ。少し選択肢を編集して点数の動きを見てみた。自分をゾーン3に持っていくには、飲酒の回数を一ヶ月あたり4回以下、1回あたりの飲酒の量を純アルコール換算で60g以下、そして決めた量で必ず飲むのを止めることが必要だ。もちろん4回と言わず、もっと減らしても構わない。1回あたりの量も60gと言わず、もっと減らしても構わない。前回に少なめに飲んだから、今回は多め、という考え方はよくない。

お酒の純アルコールへの換算は「ビール中びん1本=20g、日本酒1合(180ml)=20g、ウイスキーダブル(60ml)=20g、焼酎(25度)1合(180ml)=36g、ワイン1杯(120ml)=12g」となっている。

ところで国税庁のお酒に関するアンケートでは、20代の人たちは週1回程度かもしくはほとんど飲まない人の割合が半分だそうだ。30代、40代と飲酒の頻度が増えていき、50代は40代と同じ、60代になると少し減るようだ。日本で働くとはこういうことなのか、という印象は受けた。人前で飲むのを止められないなら、家で飲むのを止めないといけないな。

国立がん研究センターが実施している多目的コホート研究からも、適量飲酒と休肝日が必要と専門家が言う。適量飲酒とは「純アルコールに換算して、日本人にとっての適量は、日に23gということがわかります。酒類に置き換えると、ビールなら大瓶1本(633mL)、日本酒なら1合(180mL)、ワインならグラス2杯程度(約240mL)です。これだけを聞くと“それだけ?”と思われるかもしれませんが、週に換算して約150gまで飲めると考えれば、決して少ない量ではありません。1日当たりの総量を気にするよりも、週当たりの総量として見直せばいいのです。」だそうだ。休肝日については「たとえ少量であっても、毎日アルコールを飲めば、肝臓はアルコールをアセトアルデヒドに分解する作業を繰り返します。“毒”であるアルコールを日課のように分解するとなれば、細胞にはやはり大きな負担。例えば、1週間当たりの純エタノール摂取量が450gを超す男性の場合、休肝日が『ない人(週5~7日飲む人)』は、『ある人(週1~4日飲む人)』に比べ、1.8倍の死亡リスクになる(出典:Marugame T,et al.Am J Epidemiol 2007;165:1039-46)。1週間の“飲み計画”を立てて、2日以上の休肝日を設け、エタノールの摂取量は150gを超えないようにする。多少のリスクを受け入れるとしたら300gまでを上限とする。」と言われている。

こういう情報を、お酒を口にする時に思い出して適量で止め、翌日は飲まない、という習慣に繋げるには、一体どうすればいいのかな。

冷蔵庫にお酒を冷やして保管することは止めていた。日本酒とワインは封を開けたら、数日のうちに飲み干す、という習慣はもう無理だな。朝の迎え酒も無理だな。どちらも飲酒の頻度を上げ、量も増やすことに繋がる考え方だもの。それ以外にも意識を変えないといけないことは多そうだ。