テレビの討論番組以外では、あまり建設的な議論はなかった気がする。与党、野党というそれぞれの立ち位置で、反対側の陣営を批判するのは良いけど、なんとなく言いっぱなしで済んでいるのが良くない。目に見える合計形成プロセスを作り上げるのが苦手なのかな。別に対決の姿勢を鮮明にせずとも、それぞれが何を背負って政治に取り組むかが明確なら、それでいいのに。政治家は地方議会、都道府県議会、国会と、上に行けば行くほど、分かりやすさが求められそうだ。
参政権は投票権のみではない。でも自分が出る訳では無いので、誰かを選ぶしかない。分かりやすければ良いというものでもないのに、そうなっているようにも思えるのが、悩みどころ。
政治家のなり手が少なかったり、良い人材の確保が困難なら、住民や県民、国民に直接に問う仕組みを整えても良いかもしれない。ただ、合理的な判断をするのに必要な十分な時間を確保できるかどうかは、気になる。政治家はある程度、専念している筈だが、市民はそれが生活ではないから。