休むことを思い出す

これまでずっと、週に7日間は職場に出向くことを習慣としてきた。必ず職場に行くことで、必ず何かはできる。しかし、リズムや新鮮味に欠ける毎日を過ごすことになる。朝起きれば、とりあえず職場に向かい、職場に着いたらとりあえず何かをする。緊急の対応が必要なくとも、週末にも職場に出向く。締め切りが近くなると頑張るが、締め切りが遠いとだらだらと過ごしてしまう。これを何年も繰り返すと、スピード感の乏しい毎日を過ごすことになるだけでなく、心の躍動感も失われていく。できるがやらない、という日々も続く。

このままではトータルでは、面白味に欠ける人生を送ることになりそうだ。そう思って、毎朝は猫の相手と世話から始めてみた。週に1日は職場から離れてみた。土曜と日曜は、家庭のことから始めることにした。日曜は家族の買い物に付き合うようにした。日曜は喫緊の用事がない限り、職場には出向かないことにした。同僚が平日は忙しいので、週末に付き合ってあげられる時は合わせることにした。

職場に毎日いる人が居たために、行くのが当たり前と洗脳されていたかもしれない。こんな私でも、昔は週に1日は休んでいたのを思い出した。そうだ、休まなきゃ。休めない人間は、面白味に欠ける。仕事人間と言うのは、休まずになるものではない。休んでも真面目さと誠実さを失わない能力を養うべきである。そう思い出した。

やはり週に1日は職場から離れよう。