Impression Management

頼みやすそうな印象を与えていると、何でも頼まれてしまう。何を頼まれても嫌な顔をし続けると、職場に不適合とまで思われる。人を選んで頼まれ事を引き受けると、また違った印象を周りに与える。頼めばルールを曲げて対応してくれる人と思われると、そういうお願いが集まってくる。

仕事を通じて他の人と接したり、何かを役割を果たし続ける時、impression managementはとても大事だ。この人ならルールを曲げてくれるという印象が定着するのは良くない。この人は組織のために何もしてくれないという印象が定着するのもよくない。リーダーの風格を装うのはリーダーの立場に立ってからがよく、その前に纏うと偉そうとか勘違いとか言われる。

故意に周囲へ与える自己の印象を安定させるのは、周囲との関係を安定させるためにも必要だと思う。情に絆される人は、気分で絆されるのはやめて欲しい。その結果、周囲まで判断基準を変えさせられるのは、とても困る。

自分に有利な印象を与えるためにもimpression managementという言葉は使われるかもしれない。ここでは、周囲との関係を安定したものにするには、自分から周囲への発信も安定していた方が良い、ぐらいの意味で考えている。自分の印象を裏切ってはいけない、というほどでもない。