猫と3泊4日

家族が出かけて、3泊4日を猫と過ごした。これほど長い時間を水入らずで一緒に過ごしたのは初めてだ。

外に連れて行ったり、一緒に散歩したり、家でものびのびと過ごさせてみたり、休日を家で過ごしたりしてみて、おおよそ猫の日常が見えてきた。

本当は夜型なのに、夜に寝る習慣を持たせている。夜中に部屋から出しておくと、夜半過ぎに活発になる。午前は最も活発な時間帯の1つ。朝起きて、食事をして、トイレを済ませたら、あとは自由な時間を過ごす。自由な中にも敏捷な時間とおっとりした時間がある。おっとりしているときは、人が寝ていると寄り添ってきたりもする。でも抱くと逃げる。昼を過ぎたら、倦怠の時間帯となる。走ったりもせず、のんびり過ごす。寝たりもする。これは昼過ぎから夜の食事の前まで続く。夜の食事の後は、トイレの時間が不定期なので要注意だ。すぐにすることもあれば、寝る前に部屋に入ってもらうとすぐにすることもある。まるで、まだ寝たくないとでも言わんばかりだ。

およそこんな一日も過ごしてみた。

ある日は朝から外に連れ出してみた。すると、しおらしくなる。動物病院の先生が言っていた借りてきた猫になる。うちの猫は食事が朝晩の二回で、トイレも朝晩の二回なので、日帰りの外出は可能だ。出先で猫じゃらしを買ったが、その日は慣れなかった。しかし晩に家で戯れ始め、何と舐め倒してしまった。もうモコモコでもふわふわでもない猫じゃらしは、全く可愛くない。

まあ、猫は可愛いものだ、と言う日々だった。