ほぼ3ヶ月経っての日常

4月に新たな家族として迎えた猫の、誰かがいるときの日課はほぼ固まって来た。

朝は自分で起きたり起こされたり。午前6時台は人間の勝ち。午前7時にはもう猫が自分で起きている。起きたらにゃーにゃー鳴いて、カゴから出してもらいたがる。出たらすぐに、爪を立てながら、ひと伸びする。その次は、ベランダに出たがることもあるが、大抵は出してあげない。少し待つと朝ごはんの要求を始める。食べたら、カゴから出て、水を飲んだり、徘徊したり。そうこうするうちにトイレの時間。

午前中は比較的のんびりと過ごす。

午後はお昼寝をする。昼以降は、どこかでぼーっと座ったり、家族の手仕事を眺めていたり、うとうとしたり、寝たり。うちの猫の寝姿は実に無防備なものだ。

午後6時頃になると、活発に動きだす。6時から8時にかけて、食事の時間。出せばすぐに食べる。食べたら、また動きだす。その後は深夜まで、家族が少しずつ増えてくるので、構われて嫌がったり、遊んでもらって喜んだり、抱かれそうになって逃げたり。

午後9時から午後11時にかけて、私たちが構うので、午後11時過ぎにカゴに入れるときには、眠くてもとりあえず嫌がる。それでも入れてしまい、部屋の照明を常備灯に変えて、寝かしつける。

当初はカゴのある部屋と廊下だけに行動範囲を制限していた。それが、北の部屋、キッチン、リビング、和室、ベランダと徐々になし崩しに広がっていき、今は家の全域での活動を許している。たまに和室は制限することはある。

少し油断すると、自分の隠れ家を新しく見つける。現在は、カゴのある部屋の奥の本棚の下から3段目、リビングのテーブルの横のサイドテーブルの奥、窓際のカーテンの奥、エアコンの室外機の下、あたり。これら以外にもあるようで、たまに探しても見つからない。

飼い始めた時に勝った鳥のぬいぐるみでは1人遊びができる。構ってあげる遊びは、ベルト、紐、小動物のように見えるおもちゃ、猫じゃらし、ベランダのハンガーの光の反射、など。基本的には追いかける遊びをさせる。

猫なりに打ち解けてくれていればいいのだが、まだそれほど近寄ってきてくれない。