手書きのノートをデジタル化する工夫は、デジタイザはパッドに仕込むものと、受信機を取り付けるもの、紙を用いないもの、そして写真で取り込むものの4方式に分かれる。このうち、専用のデジタルペンを使うのは最初の2つ。
デジタイザ方式で入手可能なのは次の3製品。
- コクヨのCamiApps S
- ワコムのBamboo Slate (レビュー)
- MontBlanc Augmented Paper (レビュー1、2)
レポートパッドにデジタイザを仕込んだ製品はCrossのCrossPadから。受信機を取り付けるものは、PentelのairpenPocketから。CamiApps Sはあまり勢いがなくなっている。ワコムのBamboo SlateとMontBlancの製品が2016年の秋冬の新製品。特にBamboo Slateはデジタイザが薄くていい。
専用紙方式で入手可能なのは、次の2製品。
- LiveScribe 3 (学研のecho smartpenはLiveScribeのOEM)
- Neo smartpen (Moleskine Smart Writing SetはコラボモデルというかNeoのOEM)
専用紙はアノトか非アノトか。アノトは勢いがついたりなくなったり、微妙な波がある。LiveScribeはアノトに買収されたそう。Neoのsmartpenは、歴代のアノトのペンよりずっと細くて軽いので、期待している。
紙を用いないものの代表例は次のもの。
- SONYデジタルペーパー
- Boogie Board
- その他、タブレット機器
デジタルペーパーはPDFビューワーとしての役割の方が大きい。またBoogie Boardは、価格が手頃だが、ペンの軌跡が繋がることがあるのが難点。iPadもAndroidタブレットも、スタイラスへの反応が今ひとつ。iPad Proは試してない。
写真で取り込むのは、クラウド型サービスの十八番。
- Evernote
- Dropbox
これらが便利。でもデジタルペンは必要ない。手書きメモを撮影して文字認識を試みてもらうだけ。
まあ要するに、久しぶりに紙デバイスが使いたくなって、モレスキンのスマートライティングセットを買った、ということ。